通信制高校へ入学したら人生終わりは本当か?高等教育の重要性と合わせて解説

通信制高校へ入学したら人生終わりは本当か?高等教育の重要性と合わせて解説

通信制高校へ入学、転入することに関して「人生の終わり」というネガティブなイメージを持つ人がいます。

この記事では通信制高校の特性や現状と、現在の高等教育の重要性について解説をしました。

通信制高校に興味があるけど、ネガティブなイメージが先行してしまう人などはぜひ最後まで読んでみてください。

もくじ

通信制高校へ入学しても人生は終わらない

まず結論から言うと、通信制高校へ入学しても人生は終わりません。安心してください。

高校を卒業していないと人生は変わるかもしれない

残念ながら学歴は関係ない社会と言われている現代でも、高校を卒業しているかどうかは人生に大きく影響します。

なぜなら進学や就職に際して、高卒資格を要件の一つに置いている学校や会社が日本にはたくさんあります。

高校に一度入学したとしても、途中で中退してしまえば最終学歴は「中卒」になるので、進学や就職の際に不利な扱いを受けることになるのです。

中卒では受験することもできなかったり、就職できたとしても中卒であることを理由に給与面などで大きく待遇が異なることも考えられます。

中卒だからと言って人生が終わることはありませんが、こういった現実を見ると「人生終わった」と感じてしまうことはあると思います。

高卒資格というのは、それほど現代の日本社会では重要な資格であると言えます。

通信制高校を卒業した著名人たち

以下は通信制高等学校を卒業されて活躍されている方達の一例です。

芸能界やスポーツ界以外にも、大手企業で取締役をされている方や政治家の方など幅広いジャンルで存在します。

スクロールできます
学校名多な卒業生
あずさ第一高等学校広瀬すず(女優)
クラーク記念国際高校指原莉乃(アイドル)市原隼人(俳優)岡田将生(俳優)北川景子(女優)森泉(モデル)
福永春吾(プロ野球選手)林菜乃子(プロゴルファー)小林可夢偉(F1ドライバー)
日本航空高等学校相葉雅紀(アイドル)
科学技術学園高等学校井ノ原快彦(アイドル)三浦翔平(俳優)
晃陽学園高等学校高橋みなみ(アイドル)板野友美(アイドル)前田敦子(アイドル)
大宮中央高等学校小嶋陽菜(アイドル)
東海大学付属望星高等学校堂本光一(アイドル)榮倉奈々(女優)夏帆(アイドル)
飛鳥未来高等学校平野紫耀(アイドル)藤田ニコル(モデル)
立志舎高等学校二宮和也(アイドル)峯岸みなみ(アイドル)南山千明(サッカー選手)
N高等学校みちょぱ(モデル)
通信制高校を卒業した著名人の例

「こういう人たちと自分は違う…」「自分にはこんな才能がない」と思ってしまうかもしれませんが、何か才能があったから通信制高校でも人生が終わらなかったわけではありません。

ここからはより具体的に、通信制高校に入ったから人生が終わるわけではない理由について解説します。

通信制高校へ入学しても人生が終わりではない理由

高校卒業資格が取得できる

通信制高校は学校教育法によって定められている学校の一つです。

適切に単位を取得して卒業要件を満たせば、全日制・定時制・通信制であろうが同等の高卒資格が得られます。

進路に幅が出る

全日制と通信制の違いによって、進学や就職の際に不利になることはありません。

かなり前は履歴書の学歴欄に学校名を記載する際に「通信制課程」と書いていたこともありましたが、最近は必要ありません。

また専門学校や、大学・短大に進学する際にもAO入試や推薦枠での受験も可能です。

通信制高校を卒業しているからといって、不利になることはほとんどありません。

冒頭でも書いたように、日本の現代社会はまだまだ「高卒資格」が重要となってきます。

通信制高校は全日制にはない柔軟なカリキュラムが用意され、自分のペースで勉強することができます。

また通っている年齢層も全日制より幅広いですので、高卒資格を諦めずに取得したい方は検討してみてください。

関連:通信制高校とは?違いや仕組み、在籍者など特性をまとめて紹介

関連:【体験者に聞いた】通信制高校あるある10選

学業と夢の両立ができる

一昔前の通信制のイメージは、全日制の学校に対応できなかった生徒が行く場所というようなイメージが強かったようです。

しかし最近では、全日制にはない特色を生かして学べる場所としての注目が集まっています。

スポーツや芸能活動に全力を注ぎたい
アルバイトをしながら学費を稼いで自力で通いたい
卒業後に即戦力になれる資格を取得して卒業したい

こういった目標を抱えて通信制高校を選ぶ生徒も増えています。

通信制高校へ入学してはいけない人

ここまでは、通信制高校へ入学しても人生が終わらない理由について解説してきましたが、逆に通信制高校への入学が向かない人もいます。

それは「自分に甘く、自己管理ができない人」です。

平日毎日登校する全日制課程とは異なり、通信制高校は自宅での自主学習が主となります。

通学日数が少なく先生方から直接指導される機会が少ない分、自分で計画を立てて適切に実践しなくて卒業に必要な単位の取得ができないまま時間だけがすぎていってしまいます。

また一時の感情や周囲の人間関係に流されて学業が疎かになったり、学業以外のことに目が向きすぎてしまい中退する生徒も少なくありません。

全日制課程よりルールが少なく自由であるのに、中退率は全日制よりも高いのです。

捉え方によっては、全日制に通って流れに身を任せている方が実は卒業するのは楽だったりします。

要するに、結局はどこへいっても人生は自分次第なのです。

人生が終わりになる前に

人生が終わってしまうとしたらそれは自らの命を絶つことです。

しかしこれは、通信制高校に限ったことではありません。

生きているといろんなものを背負ったり感じたりして、辛くなったり、自分が嫌になったり、深い傷を負ったりすることもあるかもしれません。

それならいっそのこと人生を終わらせてしまった方が…という考えがよぎるかもしれませんが、死んでしまえば何もできません。

そして残された人たちが悲しみに暮れます。

深い闇の中にいる気がすると、一生そのままかもしれない不安や恐怖を感じるでしょう。

しかし生きてさえいれば、人生が終わることはありません。

一人では解決できない問題を解決するために、通信制高校には精神カウンセリングなどのセミナーを受講した先生方が多くいます。

中学時代や以前の学校での人間関係始め、生徒一人一人の悩みと向き合ってくれます。

人生を終わりにする前に、あなたのことも大切にサポートしてくれる学校を探してみてください。

まとめ

今回は「通信制高校に入ったら人生が終わり」というイメージに対して、実際の通信制高校の現状と合わせて記事を書きました。

通信制高校へ入ったからといって人生が終わりではないことがわかっていただけたと思いますが、同時に通信制高校は自由で楽に卒業できるというイメージも減ったかと思います。

通信制高校は全日制にはない特色を生かして、個性を育む場所として注目を集めていますが、自己管理ができず甘えてしまうともしかしたら「終わった…」と感じてしまうかもしれません。

そういう意味でも学校選びの際に、自分に合っているかどうかを見極めることも大切です。

通信制高校への入学、編入、転入をお考えの方々は是非一度体験入学や学校説明会、資料請求などをしてその学校の雰囲気に触れてみてください。

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