【3000万円の差】通信制高校卒は中卒者扱いされる?

【3000万円の差】通信制高校卒は中卒者扱いされる?

通信制高校に通うことを考えていますが、通信制高校を卒業しても普通の高校を卒業した人との待遇は違うのでしょうか?中卒扱いされるって聞いたけど、本当でしょうか?

本日はこのような疑問にお答えします。

結論を先に申しますと、通信制高校を卒業すれば中卒者扱いされることはありません。

全日制、定時制、通信制ともにきちんと全課程を修了すれば、同等の高等学校卒業資格が手に入るからです。

しかしどのような課程の学校でも中退してしまうと、卒業した人とは将来的に大きな差が生まれます。

もくじ

通信制高校を卒業すれば中卒扱いされない

通信制高校を卒業したからと言って、中卒者扱いされることはありません。

先述したとおり、高等学校の卒業資格を得ることができます。

全日制課程の卒業の方が通信制課程より優れているとか、就職や進学に有利と言った差はありません。

どの課程であろうが、きちんと卒業要件を満たせば高卒者として認定されます。

高等学校を卒業していると、中卒者では受けることができない学校や企業の募集に応募することができます。

そのため進路や就職の際の選択肢に幅を広げることができます。

ここでも通信制高校の卒業者は、募集対象外といったこともありません。

「通信制高校へ行ったら人生終わり」と言った声を聞いたりすることもありますが、そんなことはありません。

全日制高校を卒業した全ての人の人生が順風満帆ではないように、どこへ行こうと結局は自分次第です。

個人的に中卒扱いしてくる人もいるかもしれない

一つだけ注意しておいてもらいたいのは「個人の価値観として中卒扱いしてくる人もいるかもしれない」と言うことです。

このような価値観が生まれる原因には、一昔前の通信制高校のイメージが残っていることが考えられます。

以前の通信制高校のイメージ

・全日制高校に馴染めない人
・学業の成績が極端に悪い人
・素行不良等の問題を抱えた人

「通信制高校はこのような生徒が通う場所だ」というイメージを持っている人には、全日制や定時制とは異なる印象を持っている人がいると思います。

また「通信制高校の授業は簡単」「誰でも卒業させてもらえる」と言ったイメージから「卒業したところで学力は低い」「ゆるい環境だから卒業できた」といった決めつけを行なっている人もまだいるように感じます。

しかし実際には、甘えの場なんかではありません。

周囲と合わせて時間が過ぎれば卒業できるわけではないので、自分の意思で机に向かい計画通り学習を進める自己管理能力が求められるのです。

中卒者と高卒者では生涯年収に3000万円以上の差が出る

通信制高校を卒業しても中卒者扱いされることはありませんが、中退してしまうと扱いは中卒者になります。

中卒者と高卒者では、応募できる学校や仕事の種類に差があるだけでなく、仕事に就いてからでも待遇面で大きく違いが出ます。

少子化に伴って人手不足という現状、働き手を求めている社会的背景がありながら中卒者と高卒者の就職内定率、正社員率はそれぞれ20%近い差があるという現状なのです。

また、生涯年収においても3000〜4000万円以上の差があると統計的には言われており、学歴社会ではないと言いながらも、中卒者と高卒者の間にはまだまだ大きな違いがあるのが社会の現実です。

まとめ

今回は「通信制高校卒は中卒扱いされるのか?」という議題をもとに、通信制高校卒業者の現状と高卒者・中卒者の差について解説しました。

通信制高校には

・一度高校進学を諦めた人
・高校を中退した人
・働きながら通っている人
・結婚して家事をしながら通っている人

など幅広い年齢層とそれぞれの事情を抱えた人が通っています。

通信制高校は全日制高校とは異なり

・入学や転入の時期に幅がある
・入学試験は学力による選考ではない
・留年することはない

といった特色があるので、自分のタイミングとペースで通い始め、自分の目標に合わせて卒業することが可能です。

通信制高校に興味がある方や高卒資格を取得したい方は是非一度、あなたに合った通信制高校を探してみてください。

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